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店内とテイクアウトの売上を分けて管理するには?飲食店の集計方法とPOS活用術

POSレジ

「店内飲食は忙しいけど、持ち帰りは本当にもうかっているのかな?」

毎日の売上をひとまとめにしていると、店内とテイクアウト、どちらが伸びているのか分かりにくいですよね。

まずは売上金額と注文件数を店内・持ち帰りに分け、次に食材費・容器代を並べるだけでも、改善のヒントが見つかります。

この記事では、手書きの表でも始められる集計方法と、POSで入力作業を減らす方法を紹介します。

まず今日、分けて記録したい3項目
売上

店内と持ち帰り、それぞれいくら売れたか。

件数

注文がそれぞれ何件あったか。

コスト

食材費や持ち帰り用の容器代はいくらか。

店内とテイクアウトの売上を分けると、何が見える?

例えば、1日の税抜売上が9万円だったとします。

合計だけでは売上の内訳は分かりませんが、次のように分けるとお店の姿が見えてきます。

店内とテイクアウトの売上構成比。税抜売上は店内6万円・60件で約66.7%、持ち帰り3万円・30件で約33.3%の比較例
売上9万円の架空例。店内6万円(約66.7%)、持ち帰り3万円(約33.3%)の内訳を視覚化しています。
売上構成比の例(税抜・架空データ)
店内飲食
60,000円

60件・売上の約66.7%

テイクアウト
30,000円

30件・売上の約33.3%

店内約66.7%/持ち帰り約33.3%。構成比はそれぞれの売上を9万円で割った数字です。

持ち帰りは売上の3分の1ほど。

この割合を毎週比べれば、持ち帰りを増やす施策が数字に表れているか確認できます。

ただし、売上が多いことと手元に残るお金が多いことは同じではありません。

次は食材費や容器代も一緒に見てみましょう。

売上を分ける3つの方法|手書き・商品登録・取引タグ

「レジで何か新しい設定が必要?」と感じるかもしれませんが、方法はお店の注文数や管理したい単位によって変わります。

自分のお店に合う方法を選ぶ
① 日報に分けて記録

店内と持ち帰りの売上・注文数を別欄に書く。

まず現状を知りたい小規模店向け。

② 商品・部門を分ける

「コーヒー店内用」「コーヒー持ち帰り用」など、集計時に区別できる登録方法にする。

商品ごとに売上を見たい店舗向け。

③ 取引タグで分類

伝票に店内・テイクアウトなどのタグを付けて分析する。

伝票単位の傾向を見たい店舗向け。

税率別の売上と、店内・持ち帰り別の売上は同じではありません。

特に店内用・持ち帰り用の商品が同じ会計に含まれると、伝票単位のタグだけでは個々の商品を分けきれない場合があります。

正確に商品別の売上を比較したいなら、POSのどの項目に分類情報が保存され、どのレポートで出せるかを確認しましょう。

同じコーヒーを両方で販売している場合

同じ商品名で登録した売上は、そのままでは店内用と持ち帰り用に分かれないことがあります。

会計時に提供方法を選べても、その選択が商品別の売上分析に反映されるかはレジによって異なります。

「正しく会計できる」と「あとから別々に集計できる」は分けて確認すると、集計のやり直しを減らせます。

店内と持ち帰り、どちらにお金が残る?コストも比較

たとえば持ち帰りの売上が増えても、容器や袋の費用が大きければ利益の見え方は変わります。

同じ架空の数字に、食材費と包装費を加えて比べてみましょう。

飲食店の店内とテイクアウトの売上・食材費・包装費の比較。店内売上6万円から食材費1万8千円を引いた残額4万2千円、テイクアウト売上3万円から食材費1万500円と包装費1500円を引いた残額1万8千円
税抜の架空データによる簡易比較です。店内の残額率70%、持ち帰り60%。人件費・家賃などは含まないため、残額は純利益ではありません。
食材費・包材費を引いて比較(税抜・架空データ)
項目店内飲食テイクアウト
売上60,000円30,000円
注文件数60件30件
1件当たり売上1,000円1,000円
食材費18,000円10,500円
容器・袋0円(例)1,500円
上記費用を引いた残額42,000円18,000円

ここでの残額は純利益ではありません。人件費、家賃、決済手数料、配達サービスの手数料などは含まない簡易比較です。店内側の容器費を0円と仮定しています。

売上に対する残額の割合は、店内70%、持ち帰り60%です。

この例なら、持ち帰りの容器代や食材費を見直す余地があるか確認したくなりますよね。

デリバリー注文を扱うなら、配達サービスの手数料も記録して「店頭持ち帰り」と分けて比べるのがおすすめです。

閉店後の売上チェックを5つの手順にする

表を作ったら、毎日の確認手順を決めてしまいましょう。

店内・テイクアウトの売上を確認する5ステップ
  1. 売上を2つに分ける。 店内・持ち帰りの金額を同じ税抜または税込基準で記録します。
  2. 注文件数を記録する。 店内・持ち帰りでそれぞれ何件売れたか確認します。
  3. 食材費と包材費を書く。 特に持ち帰り用の容器・袋代を分けて見ます。
  4. 割合と注文単価を計算する。 売上構成比は各売上÷総売上、平均注文額は売上÷注文件数で確認します。
  5. 明日の行動を1つ決める。 仕込み量、メニュー表示、容器の選び方などから一つ選びます。

最初から毎日細かい分析をする必要はなく、同じルールで数字を記録することが大切です。

数字がたまると「金曜の持ち帰りは何が売れた?」など、次に調べたいことも見えてきます。

POSレジなら店内とテイクアウトの売上をどう管理できる?

「毎日表計算に入力しているけれど、もっと簡単にしたい」ならPOSの売上分析機能が役立ちます。

ただし、どこまで集計できるかはサービスの機能と商品・取引の登録方法の組み合わせで変わります。

代表的なPOSの売上分析機能
サービス公式で案内されている機能確認したい点
Airレジ・Airメイト商品別売上、CSV出力。Airメイトでは条件に応じて店内と店外を区別した集計が可能。店外売上の判定には税率・分析タグなどの条件があり、混在伝票の扱いも確認する。
スマレジ商品別・部門別・グループコード別・取引タグ別などの分析。商品単位か伝票単位か、どう分類して集計したいのかに応じて設定を確認する。

公式ヘルプで確認できる機能例です。利用プラン、設定、連携する注文サービスによって集計の範囲は変わります。

スマレジの売上分析を使うなら

スマレジでは商品別・部門別・グループコード別の売上分析が用意されており、スタンダードプランも対象です。

取引タグを設定して会計時に付与し、タグ別の売上を確認する機能もあります。

ただし、伝票全体に付く取引タグを、商品ごとの店内・持ち帰り別売上と混同しないことがポイントです。

公式ヘルプ:商品・部門別の売上分析や公式ヘルプ:取引タグの作成と使用方法で確認できます。

「自店ではどの分類にすれば集計しやすいか?」が分かれば、必要なプランや注文連携も比較しやすくなります。

数字を見たあと何をする?店舗改善につなげる3つの視点

売上の内訳が分かったら、次は「明日、何を変えるか」を考えてみましょう。

数字を行動に変える3つの考え方
持ち帰りの注文数が増えた

売れ筋商品の仕込みや受け渡し時間を見直す。

容器代が思ったよりかかる

使いやすさを保ちつつ、包装の種類や仕入先を比較する。

店内の注文単価が高い

一緒に注文されやすいセットや追加商品を調べる。

毎日すべて改善する必要はありません。

まずは、売上やコストの数字から気になった項目を一つ選んで取り組みましょう。

よくある質問

Q.店内とテイクアウトの売上は税率別に見れば分かりますか?

必ずしも同じ数字になりません。

税率別の集計は商品・取引の税区分で分類するため、販売方法別の集計にそのまま置き換えられるとは限りません。

Q.税込売上と税抜売上、どちらで比べる?

税率が異なる売上の構成やコストを比較する場合は、税抜金額にそろえると分かりやすくなります。

同じ表の中では税込と税抜を混在させないようにしましょう。

Q.一つの伝票に店内用と持ち帰り用が混ざるときは?

商品ごとの売上を正確に分けたいなら、商品単位で分類情報を持てる集計方法を確認してください。

伝票単位の取引タグでは、店内用と持ち帰り用の金額を商品ごとに振り分けられない場合があります。

Q.スマレジの無料プランでも売上分析は使える?

スマレジ公式ヘルプでは、商品別・部門別・グループコード別の売上分析がスタンダードプランの対象になっています。

ただし、必要な注文連携や周辺サービスの利用条件は機能ごとに確認しましょう。

Q.まず何から集計を始めればいいですか?

店内と持ち帰りの売上と注文件数を分けることから始めましょう。

その後、食材費・容器代・配達手数料を必要に応じて加えると、店舗改善に使える数字になります。

まとめ|今日の売上を店内と持ち帰りに分けてみよう

店内とテイクアウトの売上を分けると、全体の金額だけでは気づきにくい改善ポイントが見えてきます。

今日からできる3つの行動
店内と持ち帰りの売上・注文件数を分けて記録する
食材費・容器代を入れて数字を比較する
明日の仕込みやメニューを一つ見直す

売上を集計する本当の目的は、次に何をすればよいかを判断できるようにすることです。

売上管理や分析に手間を感じているなら、POSの集計機能や注文連携を見直すことで、店舗に合う管理の仕組みを検討できます。