「Airレジ(エアレジ)は無料で使えると聞いたけれど、キャッシュレス決済の手数料はどうなっているの?」
店舗への導入を検討する際、ランニングコストがどれくらいかかるのかは最も気になるポイントですよね。
結論から言うと、Airレジ(POSレジアプリ)自体の初期費用・月額利用料は0円です。しかし、クレジットカードやQRコードなどのキャッシュレス決済を行うには「Airペイ(エアペイ)」の同時導入が必要であり、決済が発生した際にのみ「決済手数料」がかかります。
この記事では、AirレジとAirペイを組み合わせた際の手数料の仕組み、決済方法ごとの料率、さらに手数料を安く抑えるプログラムや、導入前に知っておくべき注意点について詳しく解説します。

Airレジの基本料金は0円!手数料がかかるのは「Airペイ」

Airレジを導入する際、まずは「POSレジ機能(Airレジ)」と「キャッシュレス決済機能(Airペイ)」の役割を分けて考える必要があります。
AirレジとAirペイの違いと費用
| サービス名 | 役割 | 初期費用・月額料金 | 手数料 |
|---|---|---|---|
| Airレジ | 注文入力・売上管理(POSレジ) | 0円 | なし |
| Airペイ | キャッシュレス決済の処理 | 0円 | 決済ごとに発生(1.08%〜3.24%) |
Airレジ単体では、現金決済の管理しかできません。クレジットカードや電子マネー、QRコード決済を受け付けるには、同じリクルートが提供する「Airペイ」を連携させる必要があります。
どちらも月額固定費はかからないため、「お客様がキャッシュレスで支払った分だけ手数料を負担する」というシンプルな仕組みです。
キャッシュレス決済金額 × 手数料率 = 店舗が負担する決済手数料
Airペイの決済手数料一覧(決済方法ごとに解説)

Airペイは、全74種類の多様な決済方法に対応しています。決済手段によって手数料率が異なるため、一覧で確認しましょう。
クレジットカード・電子マネー・QRコードの手数料
基本となる決済手数料は、多くのブランドで一律3.24%に設定されています。
| 決済種類 | 主な対応ブランド | 手数料 |
|---|---|---|
| クレジットカード | Visa / Mastercard / JCB / AMEX / Diners / Discover | 3.24% |
| 電子マネー | 交通系(Suica等) / iD / QUICPay / Apple Pay | 3.24% |
| QRコード決済 | PayPay / d払い / 楽天ペイ / au PAY など | 3.24% |
| QRコード決済(特例) | COIN+(コインプラス) | 1.08% |
リクルートと三菱UFJ銀行が提供する「COIN+(コインプラス)」のみ、特別に低い1.08%の手数料が設定されています。
【独自シミュレーション】実際、月にいくら手数料がかかる?
「料率はわかったけれど、実際の負担額がイメージしづらい」という方のために、月商別の決済手数料シミュレーションを作成しました。
※条件:キャッシュレス決済比率を50%、平均手数料率を3.24%として計算
- 月商100万円の場合
キャッシュレス売上50万円 × 3.24% = 約16,200円/月 - 月商300万円の場合
キャッシュレス売上150万円 × 3.24% = 約48,600円/月 - 月商500万円の場合
キャッシュレス売上250万円 × 3.24% = 約81,000円/月
このように、売上が上がるほど手数料負担も大きくなります。そのため、次に紹介する「手数料を安くするプログラム」の活用が重要になります。
決済手数料を安くする「ディスカウントプログラム」とは?

Airペイでは、中小事業者向けにクレジットカードの決済手数料を引き下げる「決済手数料ディスカウントプログラム」を提供しています。
クレジットカード手数料が2.48%に引き下げ
条件を満たして審査に通過すると、通常3.24%のクレジットカード決済手数料が2.48%に引き下げられます。
- 対象となる決済:Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover
- 対象外の決済:電子マネー、QRコード決済(これらは従来の料率のまま)
対象となる主な業種・規模の目安
・小売業:資本金5,000万円以下、または従業員50人以下
・飲食業:資本金5,000万円以下、または従業員50人以下
・サービス業:資本金5,000万円以下、または従業員100人以下
【注意点】
自動的に適用されるわけではなく、Airペイの管理画面からプログラムの申請と審査が必要です。
他社決済サービス(Square・STORES決済)との手数料比較

Airペイの手数料は他社と比べてどうなのか、人気の「Square」「STORES決済」と比較しました。
| サービス名 | クレジットカード | 電子マネー | QRコード |
|---|---|---|---|
| Airペイ | 2.48%(※条件あり) 通常3.24% |
3.24% | 3.24% |
| Square | 2.5%(※条件あり) 通常3.25% |
3.25% | 3.25% |
| STORES決済 | 1.98%~(※条件あり) 通常3.24% |
1.98% (iD/QUICPayは3.24%) |
3.24% |
比較のポイント:
- 基本の料率はどのサービスも3.24%前後でほぼ横並びです。
- Airペイの強みは、Airレジとの連携が最もスムーズであることと、対応している決済手段の数(74種類)が圧倒的に多いことです。
Airレジ自体のメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、【Airレジのメリット・デメリット徹底解説】もあわせてご覧ください。
導入前に確認!失敗を防ぐ3つのチェックポイント
月額固定費が無料とはいえ、思わぬところでコストや手間がかかる場合があります。導入前に以下の点を確認しましょう。
1. 売上金の振込先口座に「ゆうちょ銀行」は指定できない
Airペイの売上金を入金する口座として、ゆうちょ銀行は登録できません。
その他の金融機関であれば、月3回〜6回の振込手数料がすべて無料となります。メインバンクがゆうちょ銀行の店舗は、別の口座を用意する必要があります。
2. 周辺機器の購入費用(隠れコスト)
Airレジ・Airペイの利用には、iPadまたはiPhoneが必要です。持っていない場合は端末の購入費用がかかります。
また、紙のレシートを印刷する場合はレシートプリンター(数万円〜)、現金管理用のキャッシュドロアなど、周辺機器の初期費用を見込んでおく必要があります。
3. キャンペーンを活用して初期費用を抑える

Airペイでは、専用カードリーダー(通常約2万円)が無料貸与されるキャンペーンを実施している場合があります。公式サイトで最新のキャンペーン情報を確認し、賢く導入しましょう。
Airレジ・Airペイの手数料に関するよくある質問(FAQ)
Q. Airレジ単体でクレジットカード決済はできますか?
A. できません。
Airレジはあくまで「レジ機能」を提供するアプリです。キャッシュレス決済を受け付けるには、「Airペイ」の申し込みと専用カードリーダーが必要です。
Q. 解約金や違約金はかかりますか?
A. かかりません。
Airレジ、Airペイともに契約期間の縛りや解約金・違約金はありません。月額固定費も無料なので、万が一店舗に合わなかった場合でも無駄なコストをかけずに利用を停止できます。
Q. 売上金の入金サイクルはどうなっていますか?
A. 登録する金融機関によって異なります。
みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行の場合は「月6回」、その他の金融機関の場合は「月3回」の入金サイクルとなります。いずれの場合も振込手数料は無料です。
まとめ:Airレジの手数料・コストを把握して賢く導入しよう
AirレジとAirペイの手数料・コストについて解説しました。最後に重要なポイントを振り返ります。
- Airレジ(POSレジ)自体は初期費用・月額0円で使える
- キャッシュレス決済にはAirペイが必要で、決済時に手数料が発生する
- 基本の決済手数料は3.24%(振込手数料は無料 ※ゆうちょ銀行除く)
- 中小店舗ならディスカウントプログラム申請でクレジットカード手数料が2.48%に
- 導入前に周辺機器のコストや入金口座の条件を確認しておく
AirレジとAirペイの組み合わせは、月額固定費をかけずに高機能なレジと多彩な決済手段を導入できる、小規模店舗にとって非常に強力なツールです。まずは公式サイトで、自店舗がキャンペーンの対象になるか確認してみてください。

